りんご皮むき大会 ~伝統への挑戦~ 市P連広報委員(富士見小PTA)                      

2024年2月7日

 富士見小学校で開校以来40年続いているりんご皮むき大会が、1月12日(金)に開催されました。この大会は、富士見おやじの会による記録測定ボランティア、PTAによるナイフ洗浄ボランティアなどが協力して毎年開催しています。

 このりんご皮むき大会は、富士見小学校初代校長 原田清務先生の発案により、
①刃物の正しい使い方を覚えて手先の器用さを養う
②伝統行事に参加することで愛校心を養う
③家庭で練習をすることで親子のふれあいを深める
ということをねらいとして始まった、歴史と伝統のある行事です。
 今年も1年生から6年生までが制限時間40分間という長時間、自己記録の更新をめざし、集中して一生懸命に取り組みました。終了の合図とともに緊張が解けてほっとした表情になり、自分の記録の更新ができた子は満足そうな表情を浮かべていました。むき終わると、りんごをおいしそうに頬張る姿が見られて、なんとも微笑ましい気持ちになりました。
 この日のために、自己記録の更新や各学年の標準記録の突破を目ざし、家庭で何度も練習している子も多くいます。また、初めて体験する1年生の保護者の中には、はらはらしながら家での練習に付き合っているかたもいたそうです。
 近年は、ニュースやバラエティ番組のテレビ取材などがあり、家族みんなで放送日を楽しみにしています。
 PTA役員として行事の見守りに参加させていただき、低学年の中にも器用にナイフを使いりんごの皮を細く長くむいている子や、ナイフの使い方が昨年より上手になっている子を見ると、子どもたちにとって、体験することが何よりも大事だということに改めて気づかされました。これからもこの歴史と伝統ある行事を、学校・地域・保護者が協力し安全に継続されていくことを願っています。

 ちなみに、今年度、第40回大会の最長記録は2066㎝で、大会新記録が誕生しました。